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ひつじ通信

手足口病とRSウイルス感染症が増えています。|ひつじBaby&Kids Clinic|住吉区万代の小児科

手足口病とRSウイルス感染症が増えています。

こんにちは、久々の投稿です。

7月・8月はコロナ7波が猛威をふるっていましたが、9月になり手足口病とRSウイルスが増えています。直近の大阪市の感染症報告では、1位手足口病、2位感染性胃腸炎、3位RSウイルス感染症となっています。また、RSウイルスと症状が似ているヒトメタニューモウイルス感染症も増えています。

手足口病はその名の通り、手と足と口にブツブツができる病気で、お尻にもできることがあるため、俗に「手足口おしり病」なんて言うこともあります。特別な治療法はありません。喉が痛くて食欲が極端に落ちるので脱水症状に気を付けたり、発疹のある皮膚がピリピリ痛痒いので和らげる治療を行います。5日程度で自然に改善に向かうことが多いです。

RSウイルス感染症は「咳・鼻・熱」タイプのいわゆる風邪症状を引き起こす感染症ですが、乳幼児では急性細気管支炎や肺炎になり重症化することがあり注意が必要です。こちらも特別な治療はなく、症状に対して治療を行います(対症療法)。「熱が4−5日続いてぐったり」「ヒューヒューゼイゼイ息が苦しそう」などの症状があれば、入院で治療が必要になってくるため必ず受診して下さい。ヒトメタニューモウイルス感染症も同様です。

余談ですが、我が家の1歳半の次女が、数日前からRSウイルス感染症にかかってしまいました。夜中に「オホッゴホッ」とオットセイの鳴き声のような咳(医学的には犬吠様咳嗽と言います。ケンケンいう咳とも言われますね。)が出てとても苦しそうで、子どもも親も眠れない夜を過ごしました。RSウイルスの細気管支炎は有名ですが、実はクループ(急性喉頭炎)も注意が必要です。娘の症状はピークを超えた感があるので、今晩はみんなでスヤスヤ眠れますように。。

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