予防接種
予防接種
VPD(Vaccine Preventable Disease:ワクチンで予防できる病気)を知っていますか?
ワクチン接種により予防できる病気があります。感染すると、命に関わったり後遺症を残す感染症は予防することが大切です。 お子さんが生後2ヶ月になったらワクチンデビューです。たくさんの種類のワクチンを回数を重ねて接種する必要があるため、「どのワクチンをどのタイミングで打ったら良いか?」と迷うこともあると思います。
当院では、日本小児科学会が推奨する標準的なワクチンスケジュールを提案すると共に、スケジュール通り進んでいない場合は、一人一人に合ったできるだけ良いタイミングでのスケジュールを提案します。どうぞ、母子手帳を持ってお気軽にご相談下さい。
予防接種のご予約は4日前まで承っております。
※インターネットでのご予約をお願いしています。生後初回のワクチンについて、予約がいっぱいで生後3ヶ月を超えてしまう場合は、お電話でご相談下さい。(Tel 06-6606-1243)
※月・木14時〜15時がワクチン専用時間帯ですが、一般診療時間帯でもワクチン接種可能です。当院では、感染症と非感染症エリアを分けて診療していますので、安心して来院して下さい。ただし、乳児(0歳児)については、より安全にワクチン接種を行うため、ワクチン専用時間帯での予約をお願いしています。
ワクチンは大きく分けて、生ワクチンと不活化ワクチンがあります。
弱毒化したウイルスを用いたワクチン
例)ロタワクチン、BCG、はしか風疹ワクチン、おたふくかぜワクチン
※生ワクチンを接種した場合は、他の生ワクチンとは4週間以上の間隔を空ける必要があります。
不活化した(死滅させた)ウイルスや細菌の成分の一部を用いたワクチン
例)肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチン、B型肝炎ワクチン、4種混合ワクチン、日本脳炎ワクチン、3種混合ワクチン、不活化ポリオワクチン、2種混合ワクチン、子宮頸がんワクチン、インフルエンザワクチン
定期接種は国が接種を勧奨しているため、公費の対象となるワクチンです。一方、任意接種は希望者のみが受けるワクチンで自費となります。
ただし、「任意接種は受けなくても良い」のではなく、どのワクチンも子どもにとって大切なワクチンであることは変わりありません。
※定期接種は、国が指定する対象年齢内、規定回数内を指定医療機関で接種した場合のみ公費負担となります。特に期限を過ぎた場合は自己負担となりますので必ず確認して下さい。
当院では、原則として同時接種をお勧めしています。同時接種でワクチンの効果が減ったり、副反応のリスクが増えることはありません。
同時接種をすることで、早期に必要な免疫を獲得できること、スケジュールがスムーズに進みやすいこと、通院の回数が最小限で済むので時間的にも負担が減ること等、メリットが多くあります。
単独接種をご希望の場合は、個別に相談をお受けしますのでお申し出下さい。
準備中
早産の赤ちゃん等を対象とした「シナジス」という注射があります。これはRSウイルス感染による細気管支炎など重症化を予防するためのお薬で、流行期(9月〜翌年3月、流行の状況により異なる)に月1回のペースで注射します。
当院では、シナジスの適応のあるお子さんへのシナジス注射が可能ですので、可能であれば出生後の経過などを記載した紹介状を持って受診して下さい。
現在、「小学6年生〜高校1年生までの女の子」を対象に定期接種となっています。
そして、積極的接種が控えられていた「1997年4月2日生まれ〜2006年4月1日生まれの女性」に対しても、2022年4月〜2025年3月までの間、キャッチアップ接種として公費での接種が可能となっています。
子宮頸がんワクチンは、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防できるワクチンで、他にも尖形コンジローマや肛門がんなどの予防にもつながります。
子宮頸がんは若い女性のがんの中で乳がんに次いで多く、日本では年間およそ1万人の方が子宮頸がんにかかり、2900人もの方が亡くなっている現状があります。
HPVの中でも、16型と18型は特に前がん病変(異形成)や子宮頸がんに進行する頻度が高いことが分かっています。
子宮頸がんワクチン接種により原因であるHPVへの感染を予防しがんにならないようにすること(1次予防)と、子宮頸がん検診によりがんを早期発見・早期治療し結果的に子宮頸がんによる死亡を予防すること(2次予防)が大切です。
当院で採用しているワクチンは「シルガード9(9価)」です。 ※「ガーダシル(4価)」をご希望の方は、電話もしくは受付窓口にお問い合わせください。
推奨スケジュールは
初回接種(1回目)→2ヶ月後(2回目)→6ヶ月後(3回目)
の3回接種になります。ただし、15歳未満で初回にシルガード9を接種した場合は2回接種で完了となりますので、スケジュールをご確認下さい。
特に高校1年生はその年度の3月末までに3回目の接種を終わらせる必要があるため、余裕を持ってスケジュールを立てましょう。
接種に関して心配がある方、途中で中断してスケジュールが分からない方などおられましたら、お気軽に当院にご相談下さい。
また、下記のリンクの情報も参考にしていただければと思います。
2024年10月1日(火)より、インフルエンザ予防接種を開始します。
【接種期間】
【接種回数と間隔】
【料金】
【持ち物】
【注意事項】
【ご予約方法】