夏風邪を含めて色々な感染症が増えています。
- 2023年5月30日
- 病気のお話
一気に夏になり、蒸し蒸しした気候になりましたね。
外来が混み合ってご不便をおかけしています。ゴールデンウィークを過ぎて、色々な感染症の増加が見られ、長引く熱で受診するお子さんも増えています。
直近の大阪府の発表では、1位:感染性胃腸炎、2位:RSウイルス感染症3位:溶連菌感染症、4位:アデノウイルス感染症、5位:ヘルパンギーナの順で流行していると報告されています。
特に、溶連菌(42%増)とヘルパンギーナ(100%増)で前週からの増加が目立っています。新型コロナウイルス感染症は前週から33%増でした。
このため、発熱時には色々な感染症の可能性が考えられるため、決めつけずにしっかり経過をみることが大切です。発熱してすぐでも元気であれば慌てる必要はありません。熱の高さと重症度は必ずしも相関しません。
①ぐったりしているか(赤ちゃんの場合は母乳やミルクが飲めているか)
②呼吸はしんどくないか
③意識はしっかりしているか(けいれんの有無も)
どれかに当てはまるようなら急いで受診が必要です。
一方で、元気でも発熱が4−5日続く場合には、感染症をこじらせていたり、想定していない病気だったりすることもあるので、必ず外来で相談するようにしましょう。