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ひつじ通信

たかが水イボ、されど水イボ|ひつじBaby&Kids Clinic|住吉区万代の小児科

たかが水イボ、されど水イボ

たかが水イボ、されど水イボ。
小さなお子さんのおられる家庭の悩みの種「水イボ」。

子どもによく見られるウイルス感染症で、皮膚に小さな丸いイボができます。自然に治る病気なので特別な治療は必要ありませんが、治るまで根気が必要で、短くても半年、時には数年かかります。我が家の長女は2年ほどこの水イボに悩まされようやく克服、1歳半の次女はそのかわいいお尻に水イボがあります。

水イボ単独であれば痛くも痒くもありませんが、掻き壊して化膿したり、アトピー性皮膚炎や湿疹があると広がりやすく、さらに掻いて悪化して、、と悪循環に陥ることもしばしば。プールに入ること自体は問題ありませんが、タオルや浮輪などを介して他の子どもにうつしてしまうこともあり、特にこの季節には悩みの種となります。

治療は、
①自然に治るのを待つ。
②ピンセットでつまみ取る。
③漢方薬(ヨクイニン)を飲む。
などがありますが、①は時間がかかる、②は痛みを伴う、③に関してははっきり効果が見えにくいので途中で断念するケースも多いのが現状です。

当院では、保険適応外ではありますが、銀イオン配合の「水いぼ治療クリーム」による治療を行っております。作用機序など詳細はまだ知られていませんが(殺菌作用、免疫賦活作用などが言われています)、安全性は高く、約2か月塗ると80%ほどのお子さんの水いぼが良くなるとのデータもあります。

これといった治療法がなく悩ましい水イボでですが、銀イオンクリームによる治療は選択肢の一つと考えています。ご希望の方は外来で相談して下さい。

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